「マナーがない」のではなく「マナーを知らない」!?
上海万博問題に学ぶ新入社員への対応
「順番を守って地下鉄に乗る」「タクシーの窓から唾を吐かない」「パジャマ姿で外出しない」。
一見、とても当たり前のことのような気がしますが、何だと思いますか?
これは現在万博を開催している上海市政府が「市民の素養」と題した46項目のルールの一部です。
実際、上海万博でも列を作らずにチケットを奪い合い大混乱となった等、マナーのなさが問題となりました。
経営者の方々は、上海万博の一連の報道で「そんなこともできないのか?」とあきれるだけでは物足りません。
「マナーがない」のではなく「マナーを知らない」ことを心得ておきましょう。
これは新入社員教育にも同じことがあてはまります。
会社はマナーや社会的常識を教える責任がある
「上司、先輩にあいさつをしない」
「酒席で酌を受けても、口をつけずに黙ってテーブルに置く」
といった、最近の「ゆとり世代」新入社員のマナー不足が各社で話題になっています。
「今どきの新入社員はマナーも知らない」とこぼしがちですが、これも「マナーを知らない」がゆえに起きている現象なのです。
以前ならば、マナーや常識は家庭や学校でしっかりと教えてくれたものです。
しかし、現在の新入社員は社会的常識を教わっていないケースがほとんど。会社としては、まず「今どきの新入社員はマナーや社会的常識を教わっていないものだ」と割り切りましょう。
そして「会社が新入社員にマナーや社会的常識を教える責任がある」とパラダイムシフトを図る必要があります。
「心」に焦点を合わせたマナー研修を
新入社員にマナー研修を実施する際に気をつける点は「心」に焦点を合わせることです。
単に名刺の渡し方や敬語の使い方等を講義するだけでは不十分。
自身の言動、外見、考え方が相手にどう受け取られるかを考えさせることに重点を置きましょう。
「心」に焦点を合わせたマナー研修を行うと、新入社員は「自分視点」から「相手視点」へとシフト。
「社会人常識スイッチ」が入ることでしょう。




