お正月・神の御利益に!(1月17日)

日本は「八百万(やおよろず)の神の国」。お願いの数だけ神様がいるのです。日本には無数の神様が「端末(たんまつ)に神宿る」などといわれ、隅ずみまで役割を分けられさまざまな場所に祀られ、日本の自然の生命力に溢れる証でもあります。皆様と共に、お正月には神々の御利益にあやかりたいと願うのです。

 

ある本を読んでいたら、仙台で津波から命を守ってくれる・・・。「浪分(なみわけ)神社」という宮司のいない小さな神社があるのです。仙台市若林区で巨大津波の地域であるが、若林区でも津波被害に遭わなかった地域があた。

「浪分神社」は「天保6(1835)」「慶長16(1611)」に起こった大津波が、この場で南北に分かれて被害を免れることができたということで「浪分神社」と命名されたといいます。高く強い防波堤や防潮堤よりも、浪を分けることの重要性がありました。

 

今回の巨大津波は「万里の長城」と呼ばれた巨大防潮堤を、軽々と叩き壊し、飲み込んでいったのです。津波をいかに力で封じ込めようとしても、大自然に対抗しようとすることの愚かさを、身にしみて思い知らされたのです。そのヒントを「浪分神社」は与えてくれている。相撲にたとえるなら、まともにぶつかり合うのではなく、いなしたり、肩透かしをしたり、相手の力を分散させてしまえばいいのです。

 

少なくとも、真正面から津波とぶつかりあうような、防潮堤の発想から脱却することが求められていると思う。科学的見地から見ても、正しいのではないでしょうか!

そう考えると、「浪分神社」伝説ではあったが、連綿と積み上げられた先人たちの知恵には、深いものがあると思うのです。

 

民話や伝承の世界を学び、祖先の知恵に謙虚に耳を傾けることが、新しい日本を創生していく上で、求められるかもしれませんね!