人生は心一つの置きどころ(11月16日)

いかなる事態に出遭っても、「心を常にプラスの方へ転じることに習熟していた人たち」の一語は、「人生は心一つの置きどころ」という言葉に集約されるといえます。

松下幸之助は「人間は若い時の心がけによって、ずいぶんと差が出るものだ」、稲盛和夫氏は「仕事を好きになったこと、会社を好きになったこと、そのことによって今日の私がある」と述べています。心の持ちようが人生を決めるといえます。

 

 「白鵬」、69代横綱のお話です。

2000年に15歳で来日、小柄だったため、受け入れ部屋が現れず、帰国直前にようやく宮城野部屋からスカウトされました。

 15歳で来日した、やせっぽっちの少年は相撲の世界であっという間に頭角を現しました。強い闘争心。練習熱心。知性。そしてモンゴル相撲最強の英雄、父から受け継いだ格闘技の血統。

 

『場所を重ねるごとに、次々と勝ち数を増やし、番付があがる。楽しくってたまらなかった。横綱に駆け上がる22歳のときまでは。てっぺんに立って、横綱という宿命を引き受ける。はじめて相撲が怖くなった。一場所負け越せばそれで引退。求められる最上の心技体。歴代2位となる63連勝を記録し、日本を沸かせた。腹を決めた。もう一度ゼロからやり直そう。伝説の横綱、双葉山を目指そう。26歳。たったひとりの横綱の旅は、まだ、始まったばかりだ。』

 

 「日本」を感じるのか。それはいまの日本が失ってしまった「日本の心」があるからです。昔の日本には、自分を律する厳しさ信念に生きる強さがありました。相撲界からはそういった心を失ってほしくないと強く願っています。

相撲や武道は「心・技・体」が一番大切だといわれますが、「体・技・心」でもない。「技・体・心」でもない。やっぱり心が一番上です。