どんな時でもあきらめない(11月16日)

 成功する人は失敗しても、そこから学んでいるのです。どんなときでもあきらめてはいけないのです。「はやぶさ」の映画を観ましたか?あきらめない、科学者が神様にお祈りしていくのです。「目標をもち、前向きで、祈りを込めて、努力をしていくのです。」そこに奇跡が起きるのです。

 

 「中小企業病」というものがあります。

①資金がないからできない

②時間がないから無理だ

③人材がいないから駄目

④儲からない

⑤勉強したって一緒だ

⑥飯が食えればそれでいいさ

この病気になると全社的にあきらめムードになっているのです。

 

 すべては、創業の精神を忘れた社長の意識から、こうした病が蔓延(まんえん)してきます。最初から「良い会社」「資金が潤沢な会社」がある訳はありません。創業のときはすべてが「ないないづくし」だったのです。

 しかし、資金がなかったぶん「こんな会社にするぞ!あんな会社にして社員を幸せにするぞ!」という志がありました。状況は一緒でも、中小企業病には罹っていませんでした。

 

NHKで「神様の女房」のドラマ。松下幸之助の奥さん「むめの夫人」の物語でした。「一番条件の悪い人と結婚をした」病弱の上、借家住まいで財産のひとつもない状況で、それからのスタートでした。

 

"トヨタの社祖"と言われる豊田佐吉翁も、まったくお金はありませんでした。学歴も技術もなく、革新につぐ革新で自動織機を完成させ、現在のトヨタの基盤をつくりました。

 

 時間がないから無理だと思っている人も、中小企業病になっています。どんな成功者にも一日は24時間です。その時間内で物事を成功させるためには、長期的な視点にたって、今、何をしなければいけないかを考えて行動すべきです。

 

 人材がいないから駄目だ、という社長もいます。それはまさに、中小企業病です。最初から、有能な幹部や社員がいるわけがありません。成功している会社の社長は、人材育成の必要性を痛感し、日々熱意をもって社員の育成を心がけています。

 人が育たないと泣きごとを言って、人を育てる努力をしなければ、結果業績も良くなるはずがありません。

 

 中小企業病から抜け出すための一つ目の方法は、社長が明確に志をもつことです。立派な会社にしたい、立派な人間になりたいと強く願うことです。

 

 中小企業病から脱け出す二つ目の方法は、経営感覚をもった人材育成です。松下幸之助翁は「1人の目覚めが100人に及び、100人の目覚めが1000人に及び、1000人の目覚めが会社全体に社会に及ぶ」と述べておりますが、社長の目覚めが最も大事なことなのです。(理念と経営 10月号より)