〇 福島特産「あんぽ柿」世界へ
福島県は7日、県北地方特産の干し柿「あんぽ柿」をアラブ首長国連邦(UAE)へ本格輸出する発送準備を始めました。
東京電力福島第一原発事故後に二年間の出荷自粛を強いられたが、輸出を機に販路拡大や価格回復を目指します。
同県伊達市のふくしま未来農協あんぽ工房みらいで梱包作業を行いました。
商品は「Anpo
Gaki」とアラビア語が書かれたシールが貼られ、トラックで福島市の冷凍倉庫に運ばれました。
今回は計約180㌔を出荷。東京を経由し船と飛行機でドバイに発送します。
二月からレストラン10店舗であんぽ柿を使う料理として提供されるほか、日系スーパーで現地販売員による試食販売などが行われます。
(東京1/12)
〇 男性の花嫁姿、男性も美しく 変身体験 願いかなえて
男性の花嫁姿、美しく撮ります。
福井市の日之出衣裳店が展開する「マリーマリエ」の女装撮影サービスが、本格的な撮影を楽しめると多くの男性から人気です。
井関ひとみ社長(50)は「きれいなものを着たいという気持ちは男女で変わらない。この体験で願いをかなえ、楽しんでほしい」と話しています。
女装変身体験は、300種類以上のドレスや色打ちかけ、白無垢(むく)などの衣装から選び、シェービングや化粧をして撮影、ボディーラインの調整や美肌修整を施した写真データを提供します。
2012年に「お姫様体験」として女性向けサービスを始めたところ、「私も変身できますか」と男性からの問い合わせが相次いだ。
井関さんは「性別は関係ない」と即断。
男性用ホームページを立ち上げ、全国から客が訪れるようになりました。
21年1月には福井県内の旅館に宿泊しながら撮影するプランも始め、落ち着いた雰囲気が好評です。
SNS(交流サイト)などに「柳木和奏」の女性名で写真を投稿する神奈川県の30代男性は21年12月上旬、旅館撮影に臨みました。
顔を白塗りにして赤色の打ち掛けを着用、ランプの光が照らす廊下など和風モダンな空間で、リラックスした表情でカメラに向かいました。
幼少期から姉の着物姿や化粧に憧れ、大学生の頃から女装を始めた柳木さんは、同社のサービスをホームページで知り、今回が2回目の利用。
女性も憧れる本格的なものを着られ、和の空間で撮影できるプランにひかれたといい「女装ができると公言するお店は少ない。望む撮影をすべてかなえてくれた」とうれしそうに話されました。
(日経夕1/8)